ヒント

價KL の外心を P とし、
僊BC の内心を I とする。
PI の中点を T とおく。
G を僊BC の内接円と BC の接点とし、
∠BAC 内にある 僊BC の傍接円と
BC の接点を D とする。
このとき、次に注意する。

(1) IG は BC に直交する。
(2) PD は BC に直交する。
   (P は直線 JD 上にある)
(3) CG = BD である。
(4) T は BC の垂直二等分線上にある。
(1) は内心の性質よりわかる。
(2) は問題1よりわかる。
(4) は (3) が示されればわかる。
(3) の証明。
僊BC の内接円と AB, AC の接点を各々 X, Y とし
∠BAC 内にある 僊BC の傍接円と
AB, AC の接点を各々 U, V とする。このとき
AX = AY, BX = BG, CG = CY より
2CG = AC + BC - AB である。
AU = AV, BU = BD, CD = CV より
2BD = (AU - AB) + (BC - CD)
  = (AU - AB) + (BC - (AV - AC))
  = AC + BC - AB である。
よって CG = BG がわかる。

(4) と同様にして T は AB の垂直二等分線上
にあることがわかり
T が 僊BC の外心であることがわかる。
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