名古屋前期(理4)

C1, C2, C3 は、半径がそれぞれ a, a, 2a の円とする。
いま、半径 1 の円 C にこれらが内接していて、
C1, C2, C3 は互いに外接しているとき、a の値を 求めよ。

   C の中心を O として C1, C2, C3 の中心を各々 P, Q, R とする。
OP, OQ 各々の延長と円 C との交点を各々 F, G とする
OF = 1 = OG で PF = a = QG より OP = 1-a = OQ である。
つまり O は PQ の垂直二等分線上にある。
RP = 3a = RQ より Q も PQ の垂直二等分線上にある。
O を原点 PQ の垂直二等分線を y 軸とするように座標をいれる。
このとき P(a,b), Q(-a,b), R(0,1-2a) と座標をおくことができる

OP = 1-a , PR = 3a より
  a2 + b2 = (1-a)2
  a2 + (2a+b-1)2 = (3a)2
を得る。

  b2 = 1 - 2a
  2b(2a-1) = (3a)2 - a2 - (2a-1)2 - b2
      = 4a2 + 6a - 2
を得る。

  (1-2a)(2a-1)2 = (2a2+3a-1)2
これを変形して
  4a4 + 20a3 - 7a2 = 0
a > 0 なので、これを解いて a = (4 sqrt(2) - 5)/2
(吟味はしなくても良いでしょう)

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