証明

多角形の辺の個数による帰納法で示す。
三角形では正しいと仮定している。
いま n > 3 として
n-1 角形までは正しいと仮定して
n 角形でも正しいことを示す。
n 角形 A1A2...An について考える
必要とあれば頂点の取り方をかえれば
n 角形 A1A2...An
n-1 角形A1A2...An-1 と 三角形 A1An-1An とに
にわけることができる。
n 角形について、 面積、内部にある格子点の数
、 辺上にある格子点の数を各々
S, a, b とおく。
また n-1角形、三角形についても各々
S1, a1, b1 及び S2, a2, b2 とおく。このとき
S = S1 + S2 であり
帰納法の仮定より
S1 = a1 + b1/2 -1, S2 = a2 + b2/2 -1 である。
n 角形 A1A2...An の内部にある格子点で、
線分 A1An-1 上にあるものの個数を q とすると
a = a1 + a2 - q, b = b1 + b2 + 2 + 2q
(辺上の点として A1, An-1 もう一度 数える、
q 個の点は n-1角形と三角形の辺上の点となる。)
以上より
S = a + b/2 -1 を得る。
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