図のように A,B,C,D を
AD = αα', AB = γα', BD = βα', AC = αγ', DC = αβ'
となるように取ると
∠ADB = 90°で ∠ADC = 90°である。
よって D は A から BC に下ろした
垂線の足になっている。
僊DB 及び 僊DC の面積は整数なので
僊BC の面積は整数である。それを δ とおくと
(実際 &dleta; = (αβ+α'β')/2 である。)
(γα',αγ',βα'+αβ';δ) はヘロン数であり、それは
ピタゴラス数 (α, β, γ) と (α', β', γ') とで作られている。

d を γα' と αγ' と βα'+αβ' との正の公約数一つとして
γα' = da, αγ' = db, βα'+αβ' = dc となるように a, b, c を定め、
a + b + c が偶数のとき、 S = δ/d2 とおくとき
(a, b, c; S) はヘロン数で
ピタゴラス数 (α, β, γ) と (α', β', γ') とで作られている。
(S は有理数で整数の平方なので(ヘロンの定理より)
S は整数である。)



戻る