坂下補題1

僊BC は正三角形とし
∠DBC = 18°で ∠BDC = 48°とするとき
∠BDA = 54°である。

証明

BD 上に E を
AE が ∠BAC の二等分線となるようにとる。
F を AC に関する E の対称点とする。
  (増加を押す)
∠ACE = ∠ABE = (60-18)°= 42°である。よって
∠EFC = ∠FEC = 90°- ∠ECA = 48°である。
∠CDE = 48°= ∠CFE となる。
  (増加を押す)
CDFE は同一円上にあるので
∠FDE = ∠ECE であり
∠FCE = 2∠ACE = 2∠ABE = 84°なので
∠FDE = 84°である。
  (増加を押す)
∠FED = ∠AED - ∠AEF = (42+30-60)°= 12°
なので ∠EFD = (180-12-84)°= 84°となる。
∠EFD = 84°= ∠FDE であるので
ED = EF となる。また EF = EA であった。
  (増加を押す)
∠AED = (60+12)°= 2°で EA = ED なので
∠ADB = 54°である。
(以上は坂下秀男(京都教育大紀要No52B))より)

戻る
メニューに戻る

indexに戻る