不等式

  図において
ABCD は正方形
E は辺 CD 上の点(頂点とは異なる)
F は直線 AE と直線 BC との交点とする。 このとき
AE + AF > 2AC
であることを示せ。
正方形の一辺の長さを 1 としておく。
DE の長さを t とおく
 0 < t < 1
である。
EF = ((1-t)/t)×AE
なので
AE + AF = ((1+t)/t)×AE
AE2 = 1 + t2 なので
(AE + AF)2 = t2 + 2t + 2 + 2/t + 1/t2
相加相乗平均の定理より
t2 + 1/t2 ≥ 2, 2t + 2/t ≥ 4 (等号は t = 1 の時のみ成立)
いま 0 < t < 1 なので
(AE + AF)2 > 8 = (2AC)2
よって、求める結果を得る
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