問題2の解答
S を AO に関する P の対称点として
T を BO に関する P の対称点とする
 (増加を押す)

ST と AO の交点を Q, ST と OB の交点を R と取れば
この Q, R が求めるものである。
なぜなら S,T の取り方より
PQ = SQ, RP = RT である。
よって PQ + QR + RP = SQ + QR + RT = ST である。
点 L を OA 上に、点 M を OB 上にとれば
同様にして
PL + LM + MP = SL + LM + MT となり
SL + LM + MT ≥ ST より
PL + LM + MP ≥ PQ + QR + RP を得る。
よって Q, R が求める点である。
 (増加を押す)

問題1の解答
弧AB 上に任意に P をとり
Q, R を上の時と同じに取れば良い。
なぜなら、
S, T は O を中心として半径 OA の円周上にあり
∠SOT = ∠SOA + ∠AOP + POB + ∠BOT
 = 2∠AOP + 2∠POT = 2∠AOB
であり、∠SOT が P の取り方によらないので
ST の長さは P の取り方によらない。
(この問題の解は無数にあることになる。)

もとの問題の解答
上と同じ記号の下で
∠SOT = 2∠AOB = 60°であるので
ST = SO = 1 である。

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