問題1 (a, b, c) を原始的ピタゴラス数として
a は奇数、 b は偶数とする。このとき
(1) c + a は平方数の 2 倍である。
(2) c + b は平方数である。

問題2 (a, b, c) と (a', b', c') を原始的ピタゴラス数として
a, a' は奇数、 b, b' は偶数とする。このとき
(1) cc' + ab' + a'b は平方数である。
(2) cc' + ab' - a'b は平方数である。
(3) cc' - ab' + a'b は平方数である。
(5) cc' - ab' - a'b は平方数である。

解説は後回しにして例を与えよう

(a,b,c) = (3,4,5) のとき
c+a = 5+3 = 2×22
c+b = 5+4 = 32
(a,b,c) = (5,12,13) のとき
c+a = 13+5 = 2×32
c+b = 13+12 = 52

(a,b,c) = (3,4,5), (a',b',c') = (5,12,13) のとき
cc' + ab' + a'b = 5×13 + 3×12 + 5×4
  = 65 + 36 + 20 = 121 = 112
cc' + ab' - a'b = 5×13 + 3×12 - 5×4
  = 65 + 36 - 20 = 81 = 92
cc' - ab' + a'b = 5×13 - 3×12 + 5×4
  = 65 - 36 + 20 = 49 = 72
cc' - ab' - a'b = 5×13 - 3×12 - 5×4
  = 65 - 36 - 20 = 9 = 32

原始的ピタゴラス数の標準形を学べば
問題1は明らかにみえる。
問題2はその上に腕力(計算力)があれば示せる。
腕力を使わないとには、少しの工夫が必要にになる。

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