(クロコウスバカゲロウの場合)
巣穴の形は逆円錐形をしていますが、よく見れば巣穴の底に定位しているアリジゴクの前後方向に長い楕円形になっています。ある巣穴を詳しく測定しましたら下図のようになっていました。
ノギスを使って、巣穴直径・前方斜面長・後方斜面長を測り、余弦定理により斜面角度を求めました。アリジゴクの前方の斜面は傾斜が急で、後方斜面はゆるやかになっていることがわかります。
巣穴形成型アリジゴクは前進歩行できないため、このような構造だと逃げようとする餌を捕獲するのに、より好都合なのでしょう。
次に粗砂や中粒砂・細砂など、いろいろな粒度が混じった砂を容器に入れ、クロコウスバカゲロウ3齢幼虫を放して巣穴をつくらせました。
その結果はどうなったでしょうか?
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