日本(東アジア)
「板ささら」、「こきりこささら」ともいう。古くから日本各地の田楽など民俗芸能の中で使われてきたもの。富山県五箇山地方の民俗芸能「こきりこ節」に使われることでも知られ、「こきりこささら」と呼ばれることもある。板は煩悩の数とされる108枚あり、それらを打つことで煩悩を払う厄除けの縁起物ととらえられ、家内に飾られたりもしてきた。一端を細く裂いた竹管のささらと区別するためにそれらを「棒ささら」、これらを「板ささら」と呼び分けることもある。
間接打奏
桧製、綱 全長101.5cm、各板の大きさ7.9×2.7×0.5cm
ジャン
桧製の板108枚の一端を紐でつなぎ合わせ、両端に持ちてをつけたもの。
紐のついた側を上にして両端の取っ手を持ったまま、中央部を上に振り上げて逆のU字形を作り、両端からはさむようにして一斉に打ち合わせる。
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