インド(南アジア)
北インドの古典音楽に用いられる最も代表的な撥弦楽器。
撥奏
胴は瓢、棹・糸巻きは木製 / 金属弦 20弦(演奏用7弦+共鳴弦13弦) /全長124cm / 胴の幅25cm
ビヨーン ジャーン
瓢を約半分に切った胴に木製棹をとりつけてある。演奏弦7弦(うち旋律用3、ドローン用4)、共鳴弦13弦。
胡座して楽器を斜めに構え、右手の肘を楽器の胴に置き、左手で弦を押さえながら、右手の人差し指につけた針金状のピックで弾く。演奏弦は大きな糸巻のついている7弦でうち3弦が旋律用、残る4弦はドローン用。共鳴弦は演奏の合間に小指の爪で弾くことはあるが、基本的に共鳴のための弦で演奏には用いない。