雨の木 palo de llubia(ぱろ・で・ゆびあ)

ペルー(南アメリカ)

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傾けると本当に雨のような音がする音具。スペイン語で、パロは「棒」を、ユビアは「雨」を意味する。英語では「レインスティック rain stick」、日本語では「雨音棒」などと呼ばれている。南アメリカ諸国ではよく知られているもので、特にアンデス地方の民謡や踊りの伴奏に使われ。古代インカ帝国時代に雨乞いの儀式用に使われていたなどともいわれている。通常、家庭で各自作って音で遊ぶ。長さや太さにより音色が異なり、傾ける角度によって種の落ちる速度も違うので、複数集まって音の違いを楽しむこともある。

奏法

間接打奏

素材・大きさ

ききなし

ジャー シャラシャラ

構造

サボテンの茎のとげをとり、中に差し込んで多くの突起を作り、種を入れて上下ふさぐ。

鳴らし方の説明

ゆっくり傾けると中の種が突起に当たりながら落ち、その音が雨音のように聞こえる。傾ける角度や勢いにより、落下の速度が異なる。ゆっくり傾けた方が、長く雨音が楽しめる。

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