吹き戻し(ふきもどし)

日本(東アジア)

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駄菓子屋や祭りの夜店などで売られ誰からも親しまれてきた伝統的玩具の一。現在、全国の80%は淡路島の(株)八幡光雲堂という会社で作られており、そのホームページによれば、昭和の初期のころは日本中で作られ、地方によっては「巻鳥」,「巻笛」,「蛇笛」などとも呼ばれていたという。海外でも 'blowouts' と呼ばれ、パーティー会場や新年を祝う人々が街角のあちらこちらで吹く習慣があったそうで、昭和40年代にはこの会社の商品がアメリカやカナダ、ヨーロッパ等に輸出され、日本政府から輸出貢献企業として表彰されたこともあったという。起源や伝播などについて詳しいことは不明。吹いた息が視覚的にも確認できるという点から、喘息や言語障害のリハビリや複式呼吸訓練の補助具としても注目を集めている。

奏法

気奏

素材・大きさ

紙とプラスチック

ききなし

ピー

構造

紙筒にプラスチック製の吹き口をつけ、先端に金属製の針金を通した細長い紙袋をくるくる巻いたものをとりつけたもの。このほかにも、吹き口や筒の中に音が鳴る部品をとりつけたり、先端の紙袋を複数にしたり、さまざまな異形が見られる。

鳴らし方の説明

吹き口から吹くと先端の巻いてある紙袋の部分がまっすぐに伸び、口を離すと、くるくると巻き戻る際、ピーと音が鳴る。

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