日本(東アジア)
とんびの鳴き声をまねるための擬音笛。とんびには「ピンヨロー」というききなしも古くから見られ、学校唱歌《とんび》に「鳴け鳴けとんび青空に ピンヨロー ビンヨロー…」と歌われている。
気奏
竹製 / 全長7.7cm
ピーヒョロロ ピンヨロー ピー
両端の開いた細い竹管の端にあけた小さな穴に向かって、吹き口となる角ばった管をとりつけた、竹製リコーダーを2管一対にしたもの。2管の振動数が少し異なるたけ、2管を同時に吹くことで共鳴によりうなりが生じ、独特の音色になる。
左手の親指とひとさし指で笛を持ちます。右手の親指で上の孔をおさえて強く吹いて「ピー」と鳴らしてから、右手の人さし指で下の孔をふさぐと「ヒョロロ」と鳴る。下の孔をふさがないで吹くと運動に使われるホイッスルのような音が鳴る。