汽船の汽笛(きせんのきてき)

日本(東アジア)

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汽船の汽笛や蒸気船が通る時の音を表現することができる擬音具。笛としても打楽器としても使用できる点が特徴的。

奏法

気奏/打奏

素材・大きさ

竹製/全長 30.7cm/ 外径 5.0cm

ききなし

ボーッ ポンポン

構造

片側が閉じた太い竹の横笛。吹き口の穴を一つ開けただけのシンプルなもので、先端や管の内部は朱色に塗られている。

鳴らし方の説明

1)管を水平に持ち、ラッパのように唇を触れ合わせ振動させ「ぷーっ」と強く吹くと、「ボーッ」と低い音が鳴る。息の強さや長さの加減によって、汽船の汽笛やほら貝、電車やバスの警笛のような音を出し分けることができる。 2)開管側を手の平で軽くたたくことにより、ポンポンと汽船の音も出せる。この時、手の平にはずみをつけて早く離すようにするのがコツ。一定のリズムで、弱い音から始めて段々強くしてゆくと、蒸気船が段々近づいてくる様子が表現できる。

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