トーキングドラム talking drum(とーきんぐどらむ)

マリ(アフリカ)

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さまざまな音高変化の操作が可能な太鼓を用いたコミュニケーションが西アフリカ各地に見られる。現地の呼称もさまざまだが、英語では、そのような太鼓音による言語を「太鼓言葉drum language」と呼び、それに用いられる話す機能を持った太鼓を「話す太鼓/トーキングドラム talking drum」と呼ぶ。民族や地域によりさまざまな形状のトーキングドラムが見られるが、これはマリで用いられるもの。

奏法

直接打奏 

素材・大きさ

全長29cm / 直径15cm /木製胴 皮張り 綿紐 先端の曲がった木のバチ1本 22.5cm

ききなし

ポン

構造

中央のくびれた木の胴の両端に、枠をつけた皮をつけ、両端の枠同志を綿紐で結び付けてある。

鳴らし方の説明

太鼓の胴のくびれ部分を左脇の下にはさみ、脇ではさむ圧力を変えながら、前面の膜を左手と右手に持ったバチで打つ。音高変化が自在につけられる太鼓である。

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