AB を直径とする半円があり、
弧AB 上に 弧AC = 弧CB となる点 C をとる。
また、弧AC 上に点 D をとり、
直線 AD と直線 BC との交点 E、
直線 AC と直線 BD との交点を F とする。
(1) ∠ABD = 10°であるとき
  ∠E の大きさを求めよ
(2) 僊CE ≡傳CF であることを証明せよ。
(3) AB = 16cm、CF = 6cm であるとき
 傳CF と傳DE の面積比を
 最も簡単な整数の比で表せ。
(1) ∠EAB = ∠ADB - ∠ABD = 90°- 10°= 80°
∠CBA = 45°である。
よって ∠AEB = 55°である。
(2) 四角形 ADCB が円に内接しているので
  ∠DAB = ∠DBC (∠EAC = ∠FBC)
  ∠ECA = 90°= ∠FCB
  弧AC = 弧CB より AC = BC
 よって 僊CE ≡傳CF である。

続きは後方

AB = 16cm より BC = 8 である。
僊CE ≡傳CF より
EC = FC = 6cm BE = BC + CE = 14cm である。
∠FCB = 90°, FC = 6cm, CB = 8cm より FB = 10cm である。
∠CBF = ∠DBE, ∠FCB = 90°= ∠EDB より
傳CF と傳DE は相似でその相似比は
BF : BE = 5 : 7 である。
従って、面積比は 25 : 49 である。

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