解答 (1) 必要とあれば A,B,C の役割を変更して OAB が一直線上にないとしてよい。このとき v(OC) = αv(OA) + βv(OB) を満たす数 α,β がある。 v(OC)・v(OA) = αv(OA)・v(OA) + βv(OB)・v(OA) v(OC)・v(OB) = αv(OA)・v(OB) + βv(OB)・v(OB)より 1 = αa2 + β, 1 = α + βb2 となる。これより b2 - 1 = α(a2;b2 - 1), a2 - 1 = β(a2;b2 - 1) を得る。 また v(OC)・v(OC) = αv(OA)・v(OC) + βv(OB)・v(OC) より c2 = α + β を得る。これの両辺に (a2;b2 - 1) をかけて c2(a2;b2 - 1) = α(a2;b2 - 1) + β(a2;b2 - 1) をえて、変形して a2;b2c2 - c2 = b2 - 1 + a2 - 1 をえる。 これより、求める式を得る。 (2) p = a2 - 1, q = b2 - 1, r = c2 - 1 とおく。(1) より (p+1)(q+1)(c+1) = (p+1) + (q+1) + (c+1) - 2 を得る。変形して pqr + pq + qr + rp = 0 を得る。 よって p,q,r の少なくとも一つは 0 以下である。 これより (2) が示された。 (3) v(OC)・v(AB) = v(OC)・(v(OB)-v(OA)) = 0 より OC は AB と直交している。 同様にして OB は CA と直交し、 OA は BC と直交していることがわかる。 よって O は 僊BC の垂心であることがわかる。 戻る |