5 次の問いに答えなさい。
(2) イ 曲線 y = log x に原点から引いた接線の方程式を求めなさい。
   ロ 直線 y = x と曲線 y = loga x  (a > 0, a ≠ 1) との共有点の個数を、
   定数 a の値で分類して求めなさい。


(イ) y = log x の点 (t,log t) における接線の方程式は
   y = (1/t)(x - t) + log t
   である。これが、原点を通る条件は
  log t = 1 つまり t = e である。求める方程式は
   y = x/e である。

(ロ) x = loga x の解の数即ち
   log x = (log a) x の解の数即ち
    直線 y = (log a)x と曲線 y = log x の交点の数を分類する。
グラフより
log a < 0 のとき即ち a < 1 の時交点の数は 1
0 < log a < 1/e のとき即ち 1 < a < e1/e の時交点の数は 2
log a = 1/e のとき即ち a = e1/e の時交点の数は 1
log a > 1/e のとき即ち a > e1/e の時交点の数は 0


もっと正確には
f(x) = (log a)x - log x とおくと
f'(x) = (log a) - x
これと、増減の表、極限の話を組み合わせて答えを出す。

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増加・減少をおすと、直線の傾きが変化します。