(1) (-ka,k) が L 上の格子点の一つである。
(2) (m,n) が ax + (a2+1)y = a(a2+1) の格子点で m > 0, n > 0 と仮定する。
am + (a2+1)n = a(a2+1) より
am = (a-n)(a2+1) である。
a と a2+1 の双方を割る素数は存在しないので a は a-n を割り切る。
また a > 0, m > 0, a2+1 > 0 なので a-n > 0 である。また n > 0 なので a-n < a である。
よって 0 < a-n < a で a-n は a の倍数となる。しかし、これは不可能である。
以上より (2) が示された。
(3) a(a2+1) < k とする。(1) より L には格子点があるが、その一つを
(d,e) とする。
つまり d, e は整数で ad + (a2+1)e = k を満たすものとする。
(e-1)/a の整数部分を s とする。つまり s は整数で s ≤ (e-1)/a < s+1 とする。
このとき
as + 1 ≤ e < a(s+1) + 1 が成り立っている。
1 ≤ e - as であり, e とは整数なので 0 ≤ a(s+1) - e である。
k = ad + (a2+1)e
= a(d+s(a2+1)) + (a2+1)(e-as) である。
a(d+s(a2+1)) = k - (a2+1)(e-as) >
a(a2+1) - (a2+1)(e-as) = (a2+1)(a(s+1)-e) ≥ 0 となる。
a > 0 より d+s(a2+1) > 0 であり、もちろん e-as > 0 である。
(d+s(a2+1),e-as) は条件をみたす L の格子点である。
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