京大(00後理4)

平方根 2 を α で表す。適当に座標をいれて
A = (0,0,0),B = (1,0,0),C = (1,α,0), D = (0,α,0)
A' = (0,0,1),B' = (1,0,1),C' = (1,α,1), D' = (0,α,1) と表すことができる。
AC'2 = 1+α2+1 = 4 なので AC' = 2 である。
P は AC' 上の点なので 0 ≤ t ≤ 1 なる実数 t を使って P = (t,αt,t) と表すことができる。
よって P を通って AC' に垂直な平面は方程式
 (X-t)+α(Y-αt)+(Z-t) = 0 即ち X+αY+Z = 4t である。
(1) P が AC' の中点のときは t = 1/2 である。つまり 4t = 2 である。
 (1,0,1) も (0,α,0) も X+αY+Z = 2 で表される平面上にあるので, 切り口は B', D を通る。
(2) AC' = 2 なので AP = x より x = 2t である(0 ≤ x ≤ 2)。
よって題意の平面の方程式は X+αY+Z = 2x である。
case1 0 < x ≤ 1/2 のとき
 題意の平面と AB, AA', AD との交点は (2x,0,0),(0,0,2x),(0,αx,0) である。
それらを、L,M,N とおくと四面体
ALMN の体積は (2x)(2x)(αx)/6 であり S(x)x/3 でもある。
 よって切り口の面積 S(x) は 2αx2 である。
(増加を何回か押す)

case 2 1/2 < x ≤ 1 のとき
題意の平面と BC, BB',A'B',A'D',AD との交点は
(1,(2x-1)/α,0),(1,0,2x-1),(2x-1,0,1), (0,(2x-1)/α,1),(0,αx,0) である。
図のように、L,M,N,P,Q,R,S をとると
L = (2x,0,0) で M = (0,0,2x) である。
儉MN の面積は 2αx2 である。
儉QP と 儉MN は相似で、相似比は
LP : LN = LB : LA = 2x-1 : 2x なので
儉QP の面積は (2αx2)((2x-1)/2x)2 = α(2x-1)2)/2 である。
同様にして 儁RS の面積も α(2x-1)2)/2 である。
2αx2 - α(2x-1)2)/2 - α(2x-1)2)/2 = α(-2x2+4x-1) である。
よって、このときは S(x) = α(-2x2+4x-1) である。
case 3 1 < x ≤ 3/2 のとき
図形の対称性より x の代わりに 2-x を代入して
-2(2-x)2+4(2-x)-1 = -2x2+4x-1 であるので
このときも S(x) = α(-2x2+4x-1) である。
case 4  3/2 < x < 2 のとき
図形の対称性より x の代わりに 2-x を代入して
S(x) は 2α(2-x)2 である。

0 < x ≤ 1/2 のとき S(x) = 2αx2
1/2 < x ≤ 3/2 のとき S(x) = α(-2x2+4x-1)
3/2 < x < 2 のとき S(x) = 2α(2-x)2 である。
  ここで α は 平方根 2 である。
 
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