京大(02前理1)

f(x) = x3 + 3ax2 + 3bx とおく
  y = f(x) のグラフが y = c のグラフとが異なる3点と交わるので
f(x) が極大値と極小値をもち c がその極小値と極大値にある。
つまり f'(x) = 3(x2+2ax+b) なので
x2+2ax+b = 0 が異なる2つの実数解をもち
α,β をその実数解として α < β とするとき
f(β) < c < f(α) である。
(1) x2+2ax+b = 0 が異なる2つの実数解をもつので a2 > b である。
(増加を押す。)

(2) α = -a-root(a2-b) で β = -a+root(a2-b) である。
y = f(x) と y = f(β) の交点のうち x 座標が β でないもの の
x 座標は -3a-2β = -a-2root(a2-b) であり
y = f(x) と y = f(α) の交点のうち x 座標が α でないもの の
x 座標は -3a-2α = -a+2root(a2-b) である。
グラフより、y = f(x) と y = c の交点の x 座標は
-a-2root(a2-b) より大きくて -a+2root(a2-b) より小さいことがわかる。
つまり、それは開区間 (-a-2root(a2-b),-a+2root(a2-b)) の中にある。

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