複素数 α に対して その共役複素数を α で表す。
α を実数でない複素数とする。
複素平面内の円 C が 1, -1, α を通るならば
C は -1/α も通ることを示せ。

別解
C の中心は -1 と 1 の垂直二等分線上にあるので
純虚数である。つまり実数 p を用いて pi の形で表される。
C の半径を r とおくとき C の方程式は
 (z-pi)(z-pi) = r2
つまり  zz + (z - z )pi = r2 - p2
で与えられる。C が 1 を通るので z = 1 を代入して
1 = r2 - p2
を得る。つまり C の方程式は
 zz + (z - z )pi = 1
である。
C が α を通っているので
 αα + (α - α)pi = 1
である。
αα ≠ 0 なので両辺を これで割って
1 + ( 1/α - 1/α)pi = 1/(αα)
を得る。 β = -1/α とおくと
1 + (-β + β)pi = ββ
を得る。変形して
ββ + (β - β)pi = 1
を得る。これは C は β 即ち -1/α を通ることを意味している。
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