2 以上の自然数 n に対し、n と n2 + 2 がともに素数となるのは、
  n = 3 の場合に限ることを示せ。
キーポイント
 n が 3 で割り切れない整数とすると n2 + 2 は 3 で割り切れる
解答

n を n と n2 + 2 がともに素数
 となる 2 以上の自然数とする。
もし n を 3 で割ったら 1 余ったとすると
n = 3m + 1 満たす整数 m がある。
このとき
n2 + 2 = 3(3m2 + 2m + 1)
で 3m2 + 2m + 1 が整数なので
n2 + 2 は 3 の倍数となる。
n2 + 2 は素数なので
n2 + 2 = 3 となる。
これは 2 ≤ n に矛盾する。
    .
もし n を 3 で割ったら 2 余ったとすると
n = 3m + 2 満たす整数 m がある。
このとき
n2 + 2 = 3(3m2 + 4m + 2)
で 3m2 + 4m + 2 が整数なので
n2 + 2 は 3 の倍数となる。
n2 + 2 は素数なので
n2 + 2 = 3 となる。
これは 2 ≤ n に矛盾する。
    .
以上より n は 3 で割り切れる。
n は 素数なので n = 3 となる。

逆に n = 3 とすると
n = 3 で n2 + 2 = 11 となり
これらは共に素数である。

故に
n と n2 + 2 がともに素数になるのは
n = 3 のときのみに限る。

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