D が 僊BC の辺 BC 上の点で
僊BD の内接円と 僊DC の内接円の
大きさが同じであるとする
a = BC, b = CA, c = AB, f = AD  とおくと
4f2 = (b+c)2 - a2

適当に拡大・縮小して
二つの内接円の半径は 1 としてよい。
僊BD と 僊DC の各々の内心を I, J とおく。
辺 BC と各々の内接円との接点を E, F とする。
x = BE, y = ED, z = DF, w = FC とおき
A から BC までの距離を t とおき m = t/(t-2) とおく。
補題より次を得る。
@ xy = m, zw = m
A f = x(y2+1)/(m-1)
B b = z(w2+1)/(m-1), c = y(x2+1)/(m-1)
さらに、∠IDE + ∠JDF = 90°なので
yz = (1/tan ∠IDE)(1/tan ∠JDF) = 1 である。
これを使って @、A、B を書き直して次を得る。
C x = m/y, z = 1/y, w = my
D f = (my+m/y)/(m-1) = m(y2+1)/(y(m-1))
E b = (m2y+1/y)/(m-1) = (m2y2 + 1)/(y(m-1))
  c = (m2/y+y)/(m-1) = (m2+y2)/(y(m-1))
であり
 b+c = (m2+1)(y2+1)/(y(m-1))
F a = x+y+z+w = m/y + y + 1/y + my =(m+1)(y2+1)/y
G b+c-a = 2(y2+1)/(y(m-1))
  b+c+a = 2m2(y2+1)/(y(m-1))
よって D、G より
(b+c-a)(b+c+a) = 4f2
を得る。

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