証明

(1) AB > AC とする。このとき
AB 上に D を AD = AC となるようにとる。

∠ACB > ∠ACD
∠ACD = ∠ADC  (AD = AC より)
∠ADC = ∠ABC + ∠BCD > ∠ABC であるから
∠ACB > ∠ABC が成り立つ。

(2) ∠ACB > ∠ABC とする。
 もし AB < AC とすると (1) より
  ∠ABC > ∠ACB となり矛盾
 もし AB = AC とすると
  ∠ABC = ∠ACB となり矛盾
従って AB > AC である。

 戻る
これの証明には
二等辺三角形についての定理,
三角形の内角の和の定理
が大事な役割を果たします。