解答

複素数平面において
α と 1/α を結ぶ直線と
実数軸との交点にある数を c とする。
0, α ,1/α, c に対応する点を
各々 O,A,B,C とおく。

(1) α の実数部分 が 0 のとき
このときは c = 0 である。

(2) α の実数部分 が 0 でないとき
∠AOC = ∠BOC であるが、これを θ とおく
このとき
0 < θ < 90°である。。
また OA×OB = 1 である。
僊OC と 傳OC の面積を各々 S, T とおく。このとき
2S = OA×OC×sin θ
2T = OB×OC×sin θ
2(S+T) = OA×OB×sin 2θ = sin 2θ = 2 sin θ cos θ
これらと 0 < sin θ と cos θ < 1 より
(OA+OB)×OC < 2 を得る。
0 < OA, 0 < OB, OA×OB = 1 なので、
相加相乗平均の定理より
 2 ≤ OA+OB
を得る。
 0 ≤ OC なので
 2×OC ≤ (OA+OB)×OC < 2
を得て、求める結果 OC < 1 を得る。


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