Bその植物の葉は単葉ですか?複葉ですか?
「単葉・複葉」とは?
「1枚の葉」と定義される範囲の違いによって、
植物の葉は
「単葉」
と
「複葉」
に分けられます。
複葉
とは、
葉身
(葉の平たい部分)が
小葉
と呼ばれる小さな部分に分かれている葉のことです。
上の写真の左側の葉のように、別々の小さな葉の集まりのように見えるものも、
実は、すべてを合わせて1枚の葉と考えるのです。
また、
単葉
とは複葉ではない葉のことで、1枚の葉身からなっています。
単葉の葉でも、ひとつの枝に葉がいくつもついている様子が複葉に見えることもありますが、
複葉の場合は、小葉がすべて同じ面に対して平行についており、
単葉の場合はそうではないので、区別できます。
複葉の種類
複葉の中にもいくつか種類があり、
中央の1本の軸の左右に小葉が並んでいるものを
羽状複葉
といいます。
その中でも、軸の先にさらに小葉があれば
奇数羽状複葉
、
無ければ
偶数羽状複葉
にわけられます。
さらに、羽状複葉が集まって全体としてさらに大きな羽状複葉を構成している場合、
複葉の回数に合わせて
ニ回羽状複葉
といったり、
三回羽状複葉
といったりします。
軸の先端から3枚の小葉が出ているものを、
三出複葉
といいます。
これも、羽状複葉と同様に複葉の回数によって
二回三出複葉
や
三回三出複葉
などの種類があります。
小葉が、すべて同じ軸の先端から出ているものを
掌状複葉
といいます。