(3) シュワルツの不等式より
2S×(1/x + 1/y + 1/z) = (ax + by + cz)(1/x + 1/y + 1/z)
  ≥ (root(a) + root(b) + root(c))2
であり、等号は
 ax : by : cz = 1/x : 1/y : 1/z のとき
即ち root(a)x = root(b)y = root(c)z の時のみ成り立つ。
   (増加を押す)

BA の延長線上に Z を
AZ = AC となるようにとり
BZ を直径とする円周上に T を
AT が BZ と直交するようにとる
AB 上に W を AW = AT となるようにとる。
このとき
 AW2 = AT2 = AZ×AB = AC×AB = bc である。
故に AC : AW = b : root(bc) = root(b) : root(c) である。
L を CW の中点とする。このとき
   (増加を押す)

L から AC 及び AW までの距離を各々 y', z' とすると
僊LC の面積と 僊LW の面積が等しくて
AC : AW = root(b) : root(c) なので
root(b)y' = root(c)z' である。
よって root(b)y = root(c)z を P が満たすのは
P が AL 上にあるときである。
   (増加を押す)

同様に root(a)x = root(c)z を満たす P のなす直線を引き
始めの直線との交点が求めるものである。
   (増加を押す)

この P は内心 I と重心 G を結ぶ直線の上にあるかに
見えるが、三角形を変化させ拡大してみると
残念ながら、そうでないことがわかる。

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