実数部分 = 1/2 の複素数全体は
z + z = 1
なる方程式で与えられる直線となる。
この直線に関して、円 C(a,r) と対称な図形は
円 C(1-a,r) となる。
C(1-a,r) を σC(a,r) で表すことにする。

左の図において、黄色い大円は
C(3/2+2i,1/2) である。それの反転 φC(3/2+2i,1/2) は
C(1/4+i/3,1/12) となる。黄色い小円である。
これの z + z = 1 に関する対称円 σC(1/4+i/3,1/12) は
C(3/4+i/3,1/12) である。空色の小円である。
これの反転 φC(3/4+i/3,1/12) は
C(9/8+i/2,1/8) となる。空色の中円である。

n を整数とするとき
φC(9/8+i/2+ni,1/8) は
sn = 3+2n+2n2 とおくとき
C(9/(4sn)+(1+2n)i/sn,1/(4sn)) となる。
メインの円内にある空色の円の直径は,順に
1/(2s0), 1/(2s1), 1/(2s2), ... となる。


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