証明

 円 I , 円J , 円 K の半径は各々 r. s, t である。
 円 L の半径を u とおくと u = s + t - r である。
 FE = a + b, EH = b+ c, HF = c + a とおくと
 s = (a+b+c)r/b, t = (a+b+c)r/a である。
 ∴ u = (a2+b2+ab+bc+ca)r/(ab) である
K, L, J, I から ED に下ろした垂線の足を
それぞれ P, Q, S, T とおき
K から LQ に下ろした垂線の足を R とおく。
 
TH = c である。また HP = b で HS = a である。
EF と DC が平行なので EH : HD = r : u = HT : HQ
∴ HD = EH×u/r = (b+c)(a2+b2+ab+bc+ca)/(ab) で
HQ = HT×u/r = c(a2+b2+ac+bc)/ab+bc+ca である。
SD = HD - HS = (b+c)(a2+b2+ab+bc+ca)/(ab) - a
  = (a+b+c)(b2+ac+bc)
KR = PQ = PH + HQ = b + c(a2+b2+ab+bc+ca)/(ab)
  = (a+c)(b2+ac+bc)/(ab)
JS = s = (a+b+c)r/b で LR = u - t = s - r = (a+c)r/b
なので JS/SD - LR/KR = 0 を得る
  
よって ∠JDS = ∠LKR である。
R の対称点を U とおくと
∠ADE = ∠UKR となる。
DE と RK が平行なので
AD と KU も平行である。
KU と BC が平行なので
AD と BC も平行である。
  
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