左図において AB = 4, BC = 15, CA = 13 とする。
僊BC の面積は 24 である。
D を A から BC に下ろした垂線の足とする。

AC2 = AD2 + DC2, AB2 = AD2 + DB2 なので
(DC-DB)(DC+DB) = = DC2-DB2 = AC2-AB2
 = (AB+AC)(AB-AC) = 17×9 であり
DC + DB = BC = 15 なので
DC-DB = 17×9/15 である。よって
DC = ((DC+DB)+(DC-DB))/2 = (15+17×9/15)/2 = 63/5
DB = ((DC+DB)-(DC-DB))/2 = (15-17×9/15)/2 = 12/5 である。
AD×BC = 2S より AD = 2×24/15 = 16/5 である。

これより
AD : DB : AB = 16/5 : 12/5 : 4 = 4 : 3 : 5
AD : DC : AC = 16/5 : 63/5 : 13 = 16 : 63 : 65 を得る。

ヘロン数 (4,13,15;24) から二つのピタゴラス数
(4,3,5) と (16,63,65) を得る。  (増加を押す)

逆に二つのピタゴラス数
(4,3,5) と (16,63,65) が与えられたとき
3辺が 16,12,20 の直角三角形と
3辺が 16,63,65 の直角三角形を作り
長さが 16 の辺を図のようにくっ付けて
3辺が 20, 65, 75 の三角形が作れる。
これの、面積は整数である。
これを 1/5 に縮小して
3辺が 4, 13, 15 が作れる。
これの面積は有理数であるが
実際今は整数である。

次に続く   一つ戻る   戻る